姫になった娘と一緒に守られているワケあり元妃は、女子高生

「璃和。そのままマンションに帰るぞ」

「うん」

車を走らせること数十分。

「今日はありがとう」

「いいんだ。あぁは言ったけど、頼って来いよ。璃和
俺達は何があってもお前と姫奈の味方だ。」

「うん」

「玲央君。明日から迎えに来てくれるらしいの」

「そうか。分かった。来なかったら連絡して来い」

ありがとう

姫奈と家の中に入ってすぐ、夕飯の支度だ。
星稜祭のカフェメニューも考えなくちゃいけない。

「ママー?」

「あ、ごめんね?すぐにご飯作るからねっ」

「うんっ」

”迎えに行く”
そう言ってくれた彼の言葉が頭から離れない
もう少し、あの場に居たいとも思ってしまった

ピロピロ

「何だろ?」

スマホを覗くと
諒芽からのラインが

「何で知ってるの?あたしの番号」

”悪い。颯を使って玲央さんから連絡先聞いた。
明日、迎えに行くから、チビとしたくして待ってろ”

”部屋の番号を教えてくれ”

マンションの部屋番号・・・
505号室と、打って送信した

本当に来てくれるのだろうか・・・

”分かった”

そのラインを見てから、今度こそ
夕飯の支度をしようとしたときだった

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