姫になった娘と一緒に守られているワケあり元妃は、女子高生
ピンポーン
「はー・・」
鍵を掛けていて正解だった
「なんでいるのよ?」
「部屋の番号聞いただろうが」
聞いてきて、すぐに来れるわけ・・・
まさか
「部屋の番号、聞いた時すでにこのマンションにいたわけ?」
「あぁ。ただ部屋が分からなかったからな」
なっ
鍵を外して、中に入れるか
「悪いな。飯の時間だったのか」
「これから作るところだったのよ」
「ママー?あっパパ!?」
パパ?
諒芽を見て言うと言うことは、コイツを父だと認識してしまったのだろうか?
「姫奈。この人は、パパじゃないのよ」
「えー。パパじゃないの?」
「ごめん。姫奈を見ててくれる?
ご飯作るから、食べて行って」
「いいのか?」
「1人増えたところで、量がそんなに変わるわけじゃないもの」
「悪いな」
姫奈と一緒にテレビを見始めた諒芽。
きっと、また膝の上に乗せてもらっているのだろう
今日は簡単にチャーハンとお吸い物。
「はい。お待たせ」
2人の前に持って行くと目をキラキラさせた姫奈
「なぁ。コイツは川谷が父親だって知らないのか?」