姫になった娘と一緒に守られているワケあり元妃は、女子高生

「どうした?何かあったのか?」

「璃和と姫奈を紅蓮妃と紅蓮姫にしようと思っていまして」

「ほぉ」

「璃和。お前はいいのか?」

「うん。決めたことだから」

「そうか。諒芽。こいつらには」

「はい。璃和にも姫奈にも、妃と姫になる許可はいただいています」

「なら、反対は出来ないな。玲央」

「璃和が決めたことならしょうがねぇか
でも、こいつらに何かされたらすぐに俺たちに言え」

「うん。ありがとう」

神楽の所に行くときも、こうやって聞いてくれたっけ
でも、今は姫奈もいてあたし1人だけではないんだ

「諒芽?」

「お前らもいたのか」

襖が開いたと思ったら、酒井の双子が一緒に来たと言うことは
ずっと聞いていたのだろう。

「あぁ」
「というよりも、昨日の話マジだったのかよ」

「嘘でそんなこと言うわけがないだろう」

「しゅーくん。れーくんはぁ?」

「麗?」

「アイツは、今出かけてた気がするけど、どうした?」

「れーくんにあいたかったのにぃ・・・」

って言う声も聞こえてきて愁君が顔を横に向けて
笑いをこらえているのが分かる

「悪いな。でも、アイツのことだすぐに帰ってくる」

「ほんとぉ?」

「あぁ。待ってろ。電話してやる」

わーいと喜んでいる姫奈を横目に
ギャイギャイ言っている紅蓮の幹部たち

「なぁっ今からでも考え直せよ」

「俺達、こんなガキの重りなんて御免だからな」

あーあ。妃を作った張本人たちの前で言っちゃったよ。
この馬鹿な双子兄弟
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