【詩集】ヒトリゴト
自転車
『自転車』
ペダル漕ぐ坂道。
「キミ」がいない背中。
なのにいつもより重い気がして。
ペダル漕ぐ砂利道。
「キミ」が聞こえない耳元。
なのに車輪絡む音が煩わしくて。
立ちあがり漕ぐペダル。
見えた地平線。
「キミ」と見た
夕日は欠けて。
「キミ」がいない
闇が満ちてく。
だけどだけど
そこにまた明日
朝が来るから。
その下る坂道を
朝光が照らすから。
キミの影をまた
心の隅で探して。
ペダル漕ぐ坂道。
ペダル漕ぐ坂道。
「キミ」がいない背中。
なのにいつもより重い気がして。
ペダル漕ぐ砂利道。
「キミ」が聞こえない耳元。
なのに車輪絡む音が煩わしくて。
立ちあがり漕ぐペダル。
見えた地平線。
「キミ」と見た
夕日は欠けて。
「キミ」がいない
闇が満ちてく。
だけどだけど
そこにまた明日
朝が来るから。
その下る坂道を
朝光が照らすから。
キミの影をまた
心の隅で探して。
ペダル漕ぐ坂道。