深紅と浅葱
「入るぞ」
土方の声
「どうぞ」
葵が返答
スーーッ
戸が開くと廊下には、御所警護の際にいた〝偉い人〟葵斗(アオト)であった
嫌味を言われる覚悟を決めた
「……?」
廊下で目を見開き、立ち尽くす
葵斗の視線の先
露子も葵斗と目を合わせていた
「顔見知りでしたか?」
「いやいや!このような美人を見るのは初めてだ!!!」
「あ…そう…」
露子を見れば赤くなり俯いていた
お互いに一目惚れをしたのかと
葵斗を見返すと
こちらも赤くなり俯いていた
規律に厳しい葵斗がこんなに心を乱している姿は、葵の心を揺らした
『実って欲しいな…』
「深紅!!じゃない!葵!!!
帰るぞ!!!」
土方の声
「どうぞ」
葵が返答
スーーッ
戸が開くと廊下には、御所警護の際にいた〝偉い人〟葵斗(アオト)であった
嫌味を言われる覚悟を決めた
「……?」
廊下で目を見開き、立ち尽くす
葵斗の視線の先
露子も葵斗と目を合わせていた
「顔見知りでしたか?」
「いやいや!このような美人を見るのは初めてだ!!!」
「あ…そう…」
露子を見れば赤くなり俯いていた
お互いに一目惚れをしたのかと
葵斗を見返すと
こちらも赤くなり俯いていた
規律に厳しい葵斗がこんなに心を乱している姿は、葵の心を揺らした
『実って欲しいな…』
「深紅!!じゃない!葵!!!
帰るぞ!!!」