深紅と浅葱
食事中、老夫婦から
昨日はたまたま葵が手伝いに来ただけで、娘に仕事を紹介している
お瀧という女性の家を聞き出した
「行ってみよう」
瀧の家
近藤と山南がお瀧に壬生浪士組だと名乗ると
「女中やね
いつから?」
女中を雇いに来たと間違われてしまう
「葵という娘に頼みたい」
「……選ぶのは、うちや」
ギロリと睨まれる
「お、おまかせする」
隊士募集が終わる前に女中を雇ってしまった
屯所に戻り、皆に話せば大喜び
喜んでくれたなら良いかと
近藤と山南が苦笑い
しかし
翌日、来てすぐに
「すみません」
お瀧のよこした娘は、逃げるように小走りで帰っていった
「若い子が男所帯に馴染むはずないか…」
昨日はたまたま葵が手伝いに来ただけで、娘に仕事を紹介している
お瀧という女性の家を聞き出した
「行ってみよう」
瀧の家
近藤と山南がお瀧に壬生浪士組だと名乗ると
「女中やね
いつから?」
女中を雇いに来たと間違われてしまう
「葵という娘に頼みたい」
「……選ぶのは、うちや」
ギロリと睨まれる
「お、おまかせする」
隊士募集が終わる前に女中を雇ってしまった
屯所に戻り、皆に話せば大喜び
喜んでくれたなら良いかと
近藤と山南が苦笑い
しかし
翌日、来てすぐに
「すみません」
お瀧のよこした娘は、逃げるように小走りで帰っていった
「若い子が男所帯に馴染むはずないか…」