深紅と浅葱
その2
隊士募集が終わり、随分増えた隊士らの生活ぶりを見て
やはり、女中が必要だと判断されたが、何度雇っても皆長続きしない
その理由が、壬生浪士組筆頭局長
芹沢鴨だとわかった
「女中にちょっかい出すのはやめてくれ」
芹沢に意見しに行ったのは、土方
まるで反省していない様子に苛立つ
「女中が必要なのは、わかるだろ!
それに!変な噂も聞いたぞ!」
「ほぉ、どんな?」
「金の無心をしているとか」
「ばれたかぁ」
「は?本当なのか!?
何の相談もなしにかよ!?」
「気にするな 働いて返せば良い」
「評判が悪くなったら仕事が貰えなくなる、少し考えてくれ!」
「わかったわかった クククッ
そう怒るな 母を思い出す」
「……」
葵と同じようなことを言われ
ムッとする
芹沢の部屋を出て
自室の戸をピシャッと閉める
『明日、あの寺に行ってみるか』
やはり、女中が必要だと判断されたが、何度雇っても皆長続きしない
その理由が、壬生浪士組筆頭局長
芹沢鴨だとわかった
「女中にちょっかい出すのはやめてくれ」
芹沢に意見しに行ったのは、土方
まるで反省していない様子に苛立つ
「女中が必要なのは、わかるだろ!
それに!変な噂も聞いたぞ!」
「ほぉ、どんな?」
「金の無心をしているとか」
「ばれたかぁ」
「は?本当なのか!?
何の相談もなしにかよ!?」
「気にするな 働いて返せば良い」
「評判が悪くなったら仕事が貰えなくなる、少し考えてくれ!」
「わかったわかった クククッ
そう怒るな 母を思い出す」
「……」
葵と同じようなことを言われ
ムッとする
芹沢の部屋を出て
自室の戸をピシャッと閉める
『明日、あの寺に行ってみるか』