深紅と浅葱
宴の終盤
一足先に退席する家茂を見送る為
慶喜と葵が廊下へ
2人を見るとすぐに睨みつけ
「着飾っても人殺しは人殺し
慶喜殿、命を盗られぬよう」
「なっ…!」
慶喜が反論しようとしたが、葵が慶喜の背中に手を当て止めた
「慶喜殿に色目を使っているのか?
怖い女だ…騙されてはなりません
慶喜殿、そいつはただの人殺し
そばに置くのは危険だ」
「危険!?散々守って貰っていて…」
葵が慶喜の着物の背中をツンツンと引っ張る
慶喜が反論を止め黙る
「フンッ」
家茂が背を向け去っていく
「なんだよ…その顔」
「いつも通りでしょう」
悲しんでいると心配し覗きこみ
葵が無表情なことにムッとする
一足先に退席する家茂を見送る為
慶喜と葵が廊下へ
2人を見るとすぐに睨みつけ
「着飾っても人殺しは人殺し
慶喜殿、命を盗られぬよう」
「なっ…!」
慶喜が反論しようとしたが、葵が慶喜の背中に手を当て止めた
「慶喜殿に色目を使っているのか?
怖い女だ…騙されてはなりません
慶喜殿、そいつはただの人殺し
そばに置くのは危険だ」
「危険!?散々守って貰っていて…」
葵が慶喜の着物の背中をツンツンと引っ張る
慶喜が反論を止め黙る
「フンッ」
家茂が背を向け去っていく
「なんだよ…その顔」
「いつも通りでしょう」
悲しんでいると心配し覗きこみ
葵が無表情なことにムッとする