深紅と浅葱
数日後

新選組


葵斗に会いに一葵が来ていた

一葵と沖田と廊下で出会した

「出掛けるのか?」

話し掛けられ

「あぁ、真優のところに」

ポロリと出てきた名前を聞くと
一葵が沖田の肩を掴む

「真優が京にいるのか?会わせろ!!
つーか、なんで真優を知ってる!?」

一葵を連れて真優の家に向かう

「葵のやつ…なんで言わねぇんだよ
薄情だよな!?」

浮き立つ一葵を見ながら

『もしかしたら…
言ったらダメだったかも…』

沖田の予想通り


真優の家には葵がいて

「ま…ま、まゆ…う?」

一葵があんぐりと口を開け呆ける

瞬間

「見ないで!!!
出てって!!!葵!酷いよ!
嘘つき!!嘘つき!!」

真優が泣き崩れた


葵が2人を外に押し出す

真優の家から離れると
葵が振り返り2人と向き合う

「口止めしてなかったから
沖田さんは、気にしないで下さい
一葵… 説明は…いらないよね?」


「おぅ…」


「どういうこと?」


「沖田さんには、関係ありません」



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