深紅と浅葱
答えない葵に
「葵の表情がないのもそうだろ?
真優から天気を知ることを辞めろと言われた
この力は、代償が大きく
そして…命を使うんだな?」
沖田の胸板を両手で押し離れる
「察しが良いんですね
私、土方さんに啖呵を切ったんです
新選組と縁を切るって
でも… なかなか…」
「離れたくねぇって想っているからだろ?離れようとすんな!」
「離れないと… いけないんです
どうしても…離れないと…」
「お前…泣いてるの気づいてるか?」
手をやると頬が濡れていた
「新選組に戻ってこい
俺が守ってやる
力使わなくていいように
葵が笑えるようにしてやる!」
「沖田さん…」
『どうしてこんなに強いんだろう
考える事を辞めて、身を任せて仕舞いたくなる
新選組に戻りたくなる
沖田さんをどんどん好きになる
ダメ…
私は、徳川から離れられない…』
「ごめんなさい
私は、戻れない
私は、新選組と縁を切ります
もう、決めました」
「葵の表情がないのもそうだろ?
真優から天気を知ることを辞めろと言われた
この力は、代償が大きく
そして…命を使うんだな?」
沖田の胸板を両手で押し離れる
「察しが良いんですね
私、土方さんに啖呵を切ったんです
新選組と縁を切るって
でも… なかなか…」
「離れたくねぇって想っているからだろ?離れようとすんな!」
「離れないと… いけないんです
どうしても…離れないと…」
「お前…泣いてるの気づいてるか?」
手をやると頬が濡れていた
「新選組に戻ってこい
俺が守ってやる
力使わなくていいように
葵が笑えるようにしてやる!」
「沖田さん…」
『どうしてこんなに強いんだろう
考える事を辞めて、身を任せて仕舞いたくなる
新選組に戻りたくなる
沖田さんをどんどん好きになる
ダメ…
私は、徳川から離れられない…』
「ごめんなさい
私は、戻れない
私は、新選組と縁を切ります
もう、決めました」