深紅と浅葱
「自分の心を騙すな
失うことばかりに捕らわれて
求めることを怖がるな」
沖田から目をそらせなかつた
ニカッと笑う沖田にドキッとする
「って、土方さんから言われた
俺も…葵と同じ
皆といれば強くなれるだろうに
近づいちゃいけないって考えてる
でも…俺の心は強くなりたがってて
本当は、皆とも飾らず喋りたい
俺、頑張るから!
葵も心に素直になってみろよ!」
「沖田さんなら、大丈夫です
きっと、すぐに猫を被らずに話せるようになります
今は、やるべき事が多くて
正直…自分の心どころではありません
余裕ができたら、新選組に遊びに行きます」
「…おう」
「約束します」
疑っているような沖田の返答に
しっかりと約束を口にした
「約束だな」
「ええ 沖田さん、真優が注意したこと守って下さいね!」
「ん?天気?わかった
考えないようにする」
葵は、一礼して沖田に背を向けた
『ごめんなさい
約束は、守れそうにないよ』
頬を涙が伝う
失うことばかりに捕らわれて
求めることを怖がるな」
沖田から目をそらせなかつた
ニカッと笑う沖田にドキッとする
「って、土方さんから言われた
俺も…葵と同じ
皆といれば強くなれるだろうに
近づいちゃいけないって考えてる
でも…俺の心は強くなりたがってて
本当は、皆とも飾らず喋りたい
俺、頑張るから!
葵も心に素直になってみろよ!」
「沖田さんなら、大丈夫です
きっと、すぐに猫を被らずに話せるようになります
今は、やるべき事が多くて
正直…自分の心どころではありません
余裕ができたら、新選組に遊びに行きます」
「…おう」
「約束します」
疑っているような沖田の返答に
しっかりと約束を口にした
「約束だな」
「ええ 沖田さん、真優が注意したこと守って下さいね!」
「ん?天気?わかった
考えないようにする」
葵は、一礼して沖田に背を向けた
『ごめんなさい
約束は、守れそうにないよ』
頬を涙が伝う