深紅と浅葱
慶喜 新選組の3名
一葵と葵だけになった部屋


「葵 お前が決めていいぞ」


慶喜が微笑む


「俺は反対だ
徳川の為に我らがある」

「だから、俺は良いと言っている」

「慶喜様が良くても…」

「俺は、葵に任せる
一葵 新選組は『看病』を頼みにきたのだ」

「城の者を欺けても
沖田に手傷を負わせた者は、ただの看病とは思わない
葵の事を試しているんです!」

「言わずもがな…
それでも
俺は、葵の意志を尊重する」


慶喜と、一葵のやり取りに新選組3名は、目を見張る


慶喜は沖田の負傷を聞いた時の葵の反応で葵の恋心を見抜いた

失恋


嫉妬よりも心を抑え込み
我慢する葵を心配した


「葵 少し2人で話そう」



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