深紅と浅葱
深紅と浅葱
その1
初めて入る沖田の部屋
布団でフゥフゥと浅い呼吸をする沖田
その隣で眉をハの字にした山崎
葵がそばに来れるよう、後ろに下がり沖田から離れた
山崎の空けてくれた場所に座り
沖田に語りかける
「申し訳ありません
私が至らないせいで…」
ゾロゾロと幹部が集まった
「総司を刺した者が
なぜ、葵を看病に指名したのか
教えてくれるかい?」
近藤の優しい口調に葵が姿勢を正す
「沖田さんが刺されたのは
私のせいです
私が…新選組に関わって
その…沖田さんを…
沖田さんの力を強くしてしまったから…だから…私が沖田さんを治療します!」
「看病ではなく?治療ですか?」
山南が鋭い視線を送る
「はい 今から治療します」
布団でフゥフゥと浅い呼吸をする沖田
その隣で眉をハの字にした山崎
葵がそばに来れるよう、後ろに下がり沖田から離れた
山崎の空けてくれた場所に座り
沖田に語りかける
「申し訳ありません
私が至らないせいで…」
ゾロゾロと幹部が集まった
「総司を刺した者が
なぜ、葵を看病に指名したのか
教えてくれるかい?」
近藤の優しい口調に葵が姿勢を正す
「沖田さんが刺されたのは
私のせいです
私が…新選組に関わって
その…沖田さんを…
沖田さんの力を強くしてしまったから…だから…私が沖田さんを治療します!」
「看病ではなく?治療ですか?」
山南が鋭い視線を送る
「はい 今から治療します」