深紅と浅葱
葵が拉致された事を幹部のみで話す
「葵が… 自ら捕まったなら
問題ないです」
心配する幹部らを他所に
平然と言う葵斗に視線が集まる
「葵が、こちらの事を話すことはありません。」
幹部らの口がぽかんと開く
「俺達は、葵の身を案じているんだ
すでに漏れているこちらの事は、心配などしていない」
「葵なら、大丈夫ですよ!」
土方が右手で後ろ頭をワシワシと掻く
「葵斗… 葵は弱い」
「は?アイツの強さ見てるだろ?」
敬語を使うことも忘れ呆れ声
そんな葵斗を土方は、真っ直ぐに見た
「武術が強さじゃねぇよ
やるべきことに向かう信念は、凄い
だが、アイツはいつも泣いてる
やるべきことがアイツのやりたい事じゃねぇからだ
このまま無理すると
泣くことも出来なくなるかもしれねぇ
葵の心は、弱いんだ」
「葵が… 自ら捕まったなら
問題ないです」
心配する幹部らを他所に
平然と言う葵斗に視線が集まる
「葵が、こちらの事を話すことはありません。」
幹部らの口がぽかんと開く
「俺達は、葵の身を案じているんだ
すでに漏れているこちらの事は、心配などしていない」
「葵なら、大丈夫ですよ!」
土方が右手で後ろ頭をワシワシと掻く
「葵斗… 葵は弱い」
「は?アイツの強さ見てるだろ?」
敬語を使うことも忘れ呆れ声
そんな葵斗を土方は、真っ直ぐに見た
「武術が強さじゃねぇよ
やるべきことに向かう信念は、凄い
だが、アイツはいつも泣いてる
やるべきことがアイツのやりたい事じゃねぇからだ
このまま無理すると
泣くことも出来なくなるかもしれねぇ
葵の心は、弱いんだ」