深紅と浅葱
「昨日は、悪かった
俺は何も話してない
浪士組の奴らも
何も聞いてこなかった
これから本陣に戻っても言わない
だから!浪士組を辞めることはない」
「佐々木さん…
私が辞めることは決まっていたことです」
「葵さん いえ、葵殿
浪士組にいるあなたは、とても穏やかで…とても…とても…」
「佐々木さん…会津公にちゃんと報告して下さいね」
「するわけないでしょう!」
立ち止まり、佐々木をジッと見る
「送って下さりありがとうございます
ここで結構です」
「葵殿」
「呼び捨てて下さい
それと…
勘違いされているようなので…
私は、浪士組に相応しくありません」
葵が悲しげに顔を歪めた
佐々木は、何も言えなかった
俺は何も話してない
浪士組の奴らも
何も聞いてこなかった
これから本陣に戻っても言わない
だから!浪士組を辞めることはない」
「佐々木さん…
私が辞めることは決まっていたことです」
「葵さん いえ、葵殿
浪士組にいるあなたは、とても穏やかで…とても…とても…」
「佐々木さん…会津公にちゃんと報告して下さいね」
「するわけないでしょう!」
立ち止まり、佐々木をジッと見る
「送って下さりありがとうございます
ここで結構です」
「葵殿」
「呼び捨てて下さい
それと…
勘違いされているようなので…
私は、浪士組に相応しくありません」
葵が悲しげに顔を歪めた
佐々木は、何も言えなかった