深紅と浅葱
芹沢の前に立ち

「私は、あなたを助けたことを誰に何を言われようと間違ったことは1つもしていないと堂々と言えます
そして、あなたが浪士組結成に尽力した事を誇らしく思っています
あなたは、良い仲間に恵まれた
私は、あなたの仲間と過ごした日々を楽しませて貰った」


葵の表情が歪む


「お願いだから…
もう2度と…騒ぎを起こさないで…」



葵が浪士組に背を向け去って行く




葵を見送る芹沢の背中は、泣いているようで誰も何も言えず

解散の伝令がくるまで立ち尽くした










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