深紅と浅葱
その7
数日後
近藤が会津公に呼び出された
「面を上げよ」
「!!!」
会津公の隣にいたのは徳川慶喜
そして
部屋の隅に葵が男装でいた
「浪士組を預かり身分から上げようと思うて其方を呼んだ」
「有難きことでございます」
「だがしかし…其方らの評判が悪い
浪士組筆頭局長である芹沢が元凶という報告を受けた」
「申し訳ありません
芹沢には、十分に話を致します」
「必要ない」
「ですが…」
「葵」
「はい」
「消せ」
「はい」
「お待ち下さい!芹沢は、派手な行動が悪目立ちするものの、心根は優しく、悪ではありません!!!
それに!!葵殿にそのような!!」
「芹沢を野放しにするならば
浪士組を解散させる」
「そんな…」
「葵、近藤に伝えることがあると言っていたな?」
「はい 女中誘拐の裏切り者を突き止めました」
「本当かい!?」
「口の聞き方に気をつけろ
コレは、俺のだ!」
近藤が会津公に呼び出された
「面を上げよ」
「!!!」
会津公の隣にいたのは徳川慶喜
そして
部屋の隅に葵が男装でいた
「浪士組を預かり身分から上げようと思うて其方を呼んだ」
「有難きことでございます」
「だがしかし…其方らの評判が悪い
浪士組筆頭局長である芹沢が元凶という報告を受けた」
「申し訳ありません
芹沢には、十分に話を致します」
「必要ない」
「ですが…」
「葵」
「はい」
「消せ」
「はい」
「お待ち下さい!芹沢は、派手な行動が悪目立ちするものの、心根は優しく、悪ではありません!!!
それに!!葵殿にそのような!!」
「芹沢を野放しにするならば
浪士組を解散させる」
「そんな…」
「葵、近藤に伝えることがあると言っていたな?」
「はい 女中誘拐の裏切り者を突き止めました」
「本当かい!?」
「口の聞き方に気をつけろ
コレは、俺のだ!」