深紅と浅葱
宴の日


足音を消すのに都合の良い雨

山崎から芹沢が床についたと知らせを受けて動きはじめる


近藤は、宴に残り

土方、沖田が芹沢を
原田と山南が芹沢派を


二手に分かれた


静かに芹沢の部屋に近づく
土方が襖に手をかけ
沖田が抜刀した


暗闇に強い2人、互いに表情も見えた


目を合わせて頷く


土方が襖を開ける


『ん?』


血の臭い

そして、芹沢の気配がない


沖田が辺りを警戒し、土方が灯りをつけた


『『!!!』』


芹沢と愛人の梅が息絶えていた


「どういうことだ?」

「俺に聞くな」


山南と原田が合流した

「なぜ灯りを?」

「早く消せ!戻るぞ!」

2人に促され、その場を去る





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