深紅と浅葱
5日後


『この顔で良かった…』



新選組にやって来て、沖田と顔を合わせた時
緊張する内心がバレないことをホッとした

なぜなら、沖田がいつも通りで何事もなかったようにしていたからだ


『遊ばれているのかな?』


モヤモヤしつつ炊事場へ


「こんにちは
よろしくお願いします」


女中3人の返事も待たず、料理に取りかかる


「あ、あの…」

「はい」


須江と奈津が何か言いたげにしていた

「おーい!葵!久しぶりだな!」

「手伝うことあるか?」


永倉と藤堂が現れ、なるほどと


「お久しぶりです
奈津さん、須江さんと買い出しをお願いします」


「「おう!」」



本当は、嫉妬したことを葵に謝りたかった2人が買い出しに出掛けた



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