深紅と浅葱

その2

護衛当日



近藤 土方 沖田組 原田組が参加


待機している者の前に慶喜の輿がやって来た
輿の後ろには、一葵と葵がついていた


出発の前に隊列の確認が行われる

一葵がケラケラと笑い葵と話をしている様子が見え、沖田がムッとする
一葵と葵の距離が近いことに2人の親密度が伝わる

『良い仲の奴がいるのかよ…』


チラリと葵が沖田達の方に振り返る
2人の姿を見たくなくて、プイッとそっぽ向く


葵がすぐにもとの方向に向き直る



『今、沖田さん… 私を避けた?』


「出発みたいだな」

「ええ」


一葵に悟られないよう
仕事に集中する





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