深紅と浅葱
大阪城に到着し、任務を終える

京への戻りは、新選組は参加しない


大阪に1泊するため、葵が宿まで案内した


「少し話せるかい?」

「はい」


近藤が葵の肩に手を置き
くるりと平隊士らに向かわせる


「葵さん!すみませんでした!
御役目の事も聞いて…なんか…
どうしていいかわかりませんでした
変な態度して、すみません!!!」


葵がぺこりとお辞儀した


「っ!!!!!
ど、どうしたんですか!?」


「私こそ、すみません
女中として仲良くしていただき
大切にしていただいたことが
凄く嬉しかったので…
嫌われることには、慣れているはずなんですけど…
新選組の皆さんとは、変わらないお付き合いが出来ると思っていたから
勝手にさみしい気持ちでした」

「これからもよろしく頼むよ」

近藤の笑顔にホッとする




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