AIが決めた恋

真っ向勝負

電車の窓のからダイヤモンドのように綺麗に輝く夕日を見つめる。
楽しい時間は過ぎ去るのがとても早い。
僕達は観覧車に乗った後、もういくつかのアトラクションに乗った。
すると、もうすっかり太陽が沈みかけていた。
皆、まだまだ遊び足りていない様子だったが、腹八分目といったような気分で遊園地を後にした。
それから、来た電車に乗る時、僕達は行きよりもとても自然に席に座った。
左から､陽芽さん、裕さん、湖川さん､僕、真島くん、桃野さんの順番で座っている。
もう少し遊べる体力はあったものの、それでも皆疲れてしまったのだろう。僕と真島くん以外は、眠っている。

「うー…ん、あ！広くん！蛍くんを止めて…！」

隣の隣に座っている裕さんが目を閉じたままうなされている。

「駄目〜！歯ブラシは世界を救うんだから…！蛍くん…駄目…あぁ…。」

一体、どんな夢を見たら、歯ブラシで世界を救えるのだと言うのだろう。
ただ、1つ分かることがあるとしたら、夢の中で僕はその世界を壊したらしい。

「もう…蛍くんの馬鹿…！」

裕さんが手を挙げて、降ろした。その時、裕さんの腕が、隣に座っている湖川さんにぶつかり、湖川さんが眠ったまま僕の方に倒れてきた。
そして、湖川さんの頭が、僕の肩に乗った。
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