AIが決めた恋

王子様

目が覚めると、僕は何故かベッドの上にいた。
突然の出来事に、戸惑いを覚える。
いつから、何故、どうしてここにいるのだろう。
冷静に、一旦、記憶を整理しよう。
確か、教室で喫茶店をしていたら、学級委員長の男子から、
『佐倉は頑張ってるから、少しくらいは休憩を挟めよ。』
と言われ、新鮮な空気を吸うために、外に出て…。
そうだ。そしてたまたま校舎裏の近くを通りかかった時、煙の臭いがしたから、校舎裏へ向かってみたんだ。
すると、数人の男子生徒がお酒を燃やして悪ふざけをしているのを確認したから、注意をして…。
その間に火がどんどん大きくなり、小さな火事が発生した。
何人かが軽い火傷をして、騒ぎを聞きつけた人々で何とか火を止め、火傷を負った生徒達は、保健室へと運ばれていった。
僕も保健室へ行くかと聞かれたが、幸い怪我もなく、受け答えもはっきりしていた為、運ばれることはなかった。
火が止められると、やがて人もだんだといなくなって、そして僕は──
あれ…？その後、僕はどうしたのだろう。
全く思い出せない。確か僕は──