AIが決めた恋

「俺も、好きだ…。」

少年の台詞と共に、俺は左手をそっと自分の膝へと戻した。
そして、確信する。
もう、後戻りはできない。そして、そう簡単に諦めることができない。それほど俺は…、彼女のことが…、
好きになってしまった…。
結婚がしたいだけで、恋なんて、目に見えず、信用できないものをすることに、否定感まであったのに。でも、もう否定することはできない。
映画は止まることなく、進んでいく。
少年が告白し、2人は再びキスを交わした。1回目よりも、深くて長い、キスだった。