AIが決めた恋
そして、片付けが全て終わると、お兄ちゃんとももちゃんと私は、玄関へと出た。

「藍ちゃん、またね!」
「うん。今日は本当にありがとう。良い気晴らしになったよ。またいつでも来てね。」
「勿論!藍の為だったら、毎日でも通うよ!」
「私も!毎日お泊まりできるレベル!」

ま、毎日って…。

「あ、ありがとう。」
「まあ、毎日は冗談として…、」

お兄ちゃんが、遠くの夕焼け空をぼんやりと見つめた。

「何かあったら、いつでも頼ってよ。」
「お兄ちゃん…。」
「私のことも頼ってね!…と言いつつ、この前は、教室で何もできなくてごめんね…。」
「ううん。いいよ。」

先日、お兄ちゃんとももちゃんと一緒に帰った日にも、ももちゃんはこのことを言っていた。
でも、本当に気にしなくて良い。ただでさえ、佐倉くんと真島くんを巻き込んでしまったのだから。これ以上、他の人を巻き込むわけにはいかない。
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