AIが決めた恋
「お誕生日おめでとう、広大！」
「大きくなったわね。」

先程の自分より少し成長して、5歳くらいになった僕に、父と母が言った。

「ありがとう！」
「広大が立派に成長して、お父さんは嬉しいぞ。」
「この前あった幼稚園のお遊戯会では、『シンデレラ』の王子役を演じていて、とっても格好良かったわ。さすが、お母さんとお父さんの子ね。」

母に褒めてもらえることが嬉しかったのか、目の前の俺は、恥ずかしそうに微笑んだ。

「お父さんは、そんな広大とお母さんが大好きだぞ。」
「あら。お母さんも2人が大好きよ。」
「僕も！お父さんとお母さんが大好き！」

そう言うと、母と父は俺を抱きしめた。
とてもとても、幸せな時間だった。
母と父が好きだった俺は、それからも順調に勉強も運動も芸術も、全て頑張った。
そのうち、両親だけでなく、周りにも認めてもらえるようになった。
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