AIが決めた恋
私の家からお兄ちゃんが一人暮らしをしている家まで徒歩5分。直ぐ近くに実家があるのに、どうして一人暮らしをしているのか気になって聞いたことがあるが、家だと甘えるからだと言っていた。
お兄ちゃんの家に到着するまで、私と真島くんはほとんど会話を交わさなかった。でも、これはいつも通りだ。パートナーなのに、私は真島くんとあまり会話をしたことが無い。
先程の『結婚できないかもしれない』という言葉を聞いたら、尚更何を話したら良いのか分からなくなってしまった。
何を話そうか考えているうちに、お兄ちゃんの家の玄関まで辿り着いた。
「ここです。」
「そうか。」
私は、インターフォンを鳴らした。
「はーい。」
直ぐにインターフォン越しに返事が返ってきた。お兄ちゃんの声だ。
「あの、本当は10時からの予定だったけど、早く来ちゃった。迷惑だったかな…?」
「そんなわけないでしょ!!もっと早くても良かったくらい!今開けるから待ってて。」
良かった。迷惑ではなかったみたいだ。
少しすると、家のドアが開いた。
「藍〜!おはよう!休日に藍に会えるなんて嬉しくて感動だよ!さあ、入って入っ──」
突然、お兄ちゃんの顔から笑顔が消えた。
「この人誰?」
真島くんを見つめてそう言った。
「えーっと、今日、一緒に勉強する真島くん。私のパートナーなの。」
「パートナー?」
「うん。」
「この人が、藍のパートナー…。」
「おはようございます。真島広大と申します。」
お兄ちゃんのオーラがいつもより濃い色に変化するのが分かった。
お兄ちゃんの家に到着するまで、私と真島くんはほとんど会話を交わさなかった。でも、これはいつも通りだ。パートナーなのに、私は真島くんとあまり会話をしたことが無い。
先程の『結婚できないかもしれない』という言葉を聞いたら、尚更何を話したら良いのか分からなくなってしまった。
何を話そうか考えているうちに、お兄ちゃんの家の玄関まで辿り着いた。
「ここです。」
「そうか。」
私は、インターフォンを鳴らした。
「はーい。」
直ぐにインターフォン越しに返事が返ってきた。お兄ちゃんの声だ。
「あの、本当は10時からの予定だったけど、早く来ちゃった。迷惑だったかな…?」
「そんなわけないでしょ!!もっと早くても良かったくらい!今開けるから待ってて。」
良かった。迷惑ではなかったみたいだ。
少しすると、家のドアが開いた。
「藍〜!おはよう!休日に藍に会えるなんて嬉しくて感動だよ!さあ、入って入っ──」
突然、お兄ちゃんの顔から笑顔が消えた。
「この人誰?」
真島くんを見つめてそう言った。
「えーっと、今日、一緒に勉強する真島くん。私のパートナーなの。」
「パートナー?」
「うん。」
「この人が、藍のパートナー…。」
「おはようございます。真島広大と申します。」
お兄ちゃんのオーラがいつもより濃い色に変化するのが分かった。