声を聞いて。 上
陸「ついた。」

留奈「わかった。まってて」


急いででると
久しぶりに陸の私服を見た気がする


昔と違ってさらに身長がのびて
幼さが抜けたことに
今気付かされる


陸「留奈の髪巻いたのみるの久しぶり!俺、そっちの髪型の方が好き。なんで学校にしてこないの?」


思わぬ、発言にびっくりする
好きっていった?

びっくりしたがいつも通りを保って


留奈「学校行く時はめんどくさいからいいの」


陸「メイクもいつもしてないよね?」


顔が近づいてきて、目をぱちくりさせる


留奈「華にしてもらったの!」


笑顔で答える私に対して


陸「可愛い」


優しい眼差しで見つめる瞳に
吸い込まれそうになる


首をぶんぶん横に振り
いつもの会話に戻す



留奈「今日どこいくの?」

陸「内緒、ついてからのお楽しみ」


と言って陸の言われるがまま
私はついて行くことになった
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