声を聞いて。 上
次の日

華とプールへ向かう


平日ということもあり
夏休み中ではあるが
いつもよりはすいていた


昨日華に選んでもらった
水色の水着を着て、日焼け止めを塗り直す


準備が出来、華とプールへと入っていく



留奈「つめたーい!」


華「ホントだ!でも夏って感じ」


2人とも浮き輪でうかびながら
流れるプールに身を任せ
いつもの語りトークが始まった





華「カップル多いね」


留奈「そーだね。夏だもんね」


華「そーいえば留奈は今週の夏祭りどーするの?」


華からの質問されるまで
夏祭りのことをすっかり忘れていた



留奈「夏祭りは、陸に誘われた」


華「いいなー!陸くんとは最近あってるの?」

留奈「言われてみれば、ここんところ会ってないな」


華「家隣同士なのに?」


留奈「うん!」




言われてみれば
最近見かけてないな




華「陸くんのとこどー思ってるの?」


留奈「うーん。わかんない。」


曖昧な私の反応に、
華から意外な質問がとんできた



華「もし陸くんが他の子と付き合うとしたら。留奈はどー思う?」


留奈「えっ?それはなんか寂しいかも」


華「それはどうして?」



留奈「なんでかは、わからないけど、でもなんかやだって思う」


私の答えに華がニヤリと笑う


華「陸くんモテるからね、去年のバレンタインとかも陸くん宛のチョコの数異常だったよね?」


たしかに
華に言われて思い出した

数が多すぎて
持って帰るのが大変だって
陸言ってたな


懐かしく振り返っていると
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