声を聞いて。 上
一通り屋台を見て
花火を見る場所へ移動する


陸「留奈大丈夫?鞄もとうか?」


私が浴衣だから
気を使ってくれてるのがわかる


留奈「陸だって浴衣だから大変でしょ?」


陸くん「俺は動けるから平気」



いつも優しくて
私はそこに甘えてしまう


花火が見える場所につき
座って今か今かと待っていると




陸「留奈?」


留奈「なに?」



突然名前が呼ばれる


陸「留奈は進路どーするの?」


留奈「栄養士かな?本当にやりたかった夢はダメって言われたから」


陸「あきらめていいの?」


留奈「諦めたくないけど、でも仕方ないと思う。不安定な仕事だし」


陸「そっか」



夏休みが終われば
受験の人が増えてくる

私は専門学校を目指すことにした
夏休み入る前に
担任と話し合い決まったこと。




留奈「私の分まで陸は夢叶えてね?」





そんな話をしてるうちに
花火が始まった
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