先生、おしえて?
教室につくと、殆どのクラスメイトは来ていて、私の親友達も楽しそうにおしゃべりをしていた。
「みーちゃん、りっちゃん、おはよう!」
「おはよー!」
みーちゃんこと相田美桜ちゃん、りっちゃんこと水原律ちゃんは大切な親友で、2人には先生のことも相談に乗ってもらってる。
ほんとに大好きな二人。
「今日も先生のとこいってきたのー?がんばるねぇ。」
「もう日課みたいなものだもん、あーあ、2人みたいに可愛ければすーぐ進展できそうなのになー。」
なにいってんのー、って2人に肩を叩かれるけど、みーちゃんみたいなふわふわの笑顔とか、りっちゃんみたいな抜群のスタイルとかがわたしにもあればー!って何度思ったことか。
「まぁでも、華はもうすこしアピールしてもいいかもね。あの先生鈍感そうだし。」
「りっちゃんの言うとおりだよー。女の子だって先生に分かってもらわないと!」
2人にまでそう言われると焦ってきちゃう。
先生のことでもやもやしたまま朝のホームルームが始まった。