懐妊一夜~赤ちゃんを宿したら極上御曹司の盲愛が止まりません~
それから数週間が過ぎたが、最近の私は新プロジェクトの打ち合わせなどで前よりも多忙な日々を送っている。

「最近、忙しそうだけど体調の方は大丈夫なのか?」

「はい、大丈夫です。気持ち的な余裕がなくなったりはしますけどチームのみんなに助けられてなんとか」

「そうか。とにかく無理だけはしないでくれ」

結斗さんがそう言って、私を優しく抱きしめる。お互いに仕事が忙しくて予定が合わずにいた。久しぶりに結斗さんのマンションで会うことになり、数週間ぶりに感じる結斗さんの温もりに胸がキュッとなる。

「ずっとこんな風に蜜葉を抱きしめたかった」

「結斗さん……」

ストレートな愛情表現に私のハートは射ぬかれて、ときめきが増していく。
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