妖の木漏れ日カフェ
スミレさんはシドウさんの隣に座った。
シドウさんを見ると、落ち着かない様子でスミレさんのことをちらちらと何度も見ている。
「ふふっ」
その姿につい声が漏れた。
平和を感じる。この流れる空気に。お婆ちゃんが守ってくれたんだ、命を掛けて。
「2人とも、ハーブティーだけじゃなくてなんか食べてけよな?」
「そうねえ、最近は真由ちゃんが淹れるハーブティーが人気だものね」
私を指名してくれる人もいて、その度に気合が入る。
自分が淹れたものを飲んでくれるだけでも心は満たされるのに、それ以上の評価をしてくれるなんて。
「じゃあ、モーニングを頂けるかな」
「私も」
「はいよ」
いいな、この3人の雰囲気。
久しぶりに恋しくなる、元の世界の家族や友人のことを。
早く会いたい。
そう感じるとともに、また別の思いも湧き上がってくる。
ここにいたい、もっと皆との仲を深めたい、このカフェで働きたいって。
それに、お婆ちゃんがいる気がするの。この世界のどこかに。
シドウさんを見ると、落ち着かない様子でスミレさんのことをちらちらと何度も見ている。
「ふふっ」
その姿につい声が漏れた。
平和を感じる。この流れる空気に。お婆ちゃんが守ってくれたんだ、命を掛けて。
「2人とも、ハーブティーだけじゃなくてなんか食べてけよな?」
「そうねえ、最近は真由ちゃんが淹れるハーブティーが人気だものね」
私を指名してくれる人もいて、その度に気合が入る。
自分が淹れたものを飲んでくれるだけでも心は満たされるのに、それ以上の評価をしてくれるなんて。
「じゃあ、モーニングを頂けるかな」
「私も」
「はいよ」
いいな、この3人の雰囲気。
久しぶりに恋しくなる、元の世界の家族や友人のことを。
早く会いたい。
そう感じるとともに、また別の思いも湧き上がってくる。
ここにいたい、もっと皆との仲を深めたい、このカフェで働きたいって。
それに、お婆ちゃんがいる気がするの。この世界のどこかに。