妖の木漏れ日カフェ
「先生、私理系に行きます。薬学の勉強、したいんです」
「おおっ、目標が見つかったのか。先生は嬉しいぞ」
結局、夏の間に私があの世界に行くことはなかった。
もっとこっちの世界でやることがあるって分かってたから。
「それじゃあ、とりあえず……成績あげないとな」
「……ですよね…………」
「大丈夫だっ、まだ時間はあるっ。これから死ぬほど勉強するんだ」
はっはっはっと担任は笑いながら分厚い問題集を私の前に突き出した。
それにため息が出そうになるけど、自分で決めた道だもん、最後までやり抜かないと。
人のために、自分ができることを精一杯やる。
私があの世界で教わったこと。
大切なあの日々の思い出を胸に、いつかきっとまた、皆と会う日を楽しみに私は頑張りますっ!
「おおっ、目標が見つかったのか。先生は嬉しいぞ」
結局、夏の間に私があの世界に行くことはなかった。
もっとこっちの世界でやることがあるって分かってたから。
「それじゃあ、とりあえず……成績あげないとな」
「……ですよね…………」
「大丈夫だっ、まだ時間はあるっ。これから死ぬほど勉強するんだ」
はっはっはっと担任は笑いながら分厚い問題集を私の前に突き出した。
それにため息が出そうになるけど、自分で決めた道だもん、最後までやり抜かないと。
人のために、自分ができることを精一杯やる。
私があの世界で教わったこと。
大切なあの日々の思い出を胸に、いつかきっとまた、皆と会う日を楽しみに私は頑張りますっ!