ハーフな俺。前編(完結)


リビングに下りていくと、ソファーで新聞を読む親父が目に入る。


このばかでかい家に住んでるのは俺と親父の二人だけ。


母親は・・・思い出すだけで吐き気がする。


俺がまだ4歳だったときに、あいつと同じ日本人の男と一緒に俺たちを捨てて日本に帰って行った。



それ以来日本、いやあいつに関わる全てに対して俺は偏頭痛に悩まされている。
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