ハーフな俺。前編(完結)
朝食は簡単に冷蔵庫にあるもので済ませた。
6時半の時点でまだマリアが起きてきていないのに気づいた。
「マリア~起きてるぅ?」
そう言って部屋に入るとまだカーテンも閉まったまで真っ暗な部屋。
「マリアっ!起きて。遅れちゃうよぉ!」
ベッドに駆け寄り、体をゆする。
「えっ、あっ、リサ。おはよ!」
なんてのんきな声をだすマリア。
「後30分で学校集合だよ。急いでッ!」
「えっ?え~~~~~~!!」
時計を見て焦るマリア。