ハーフな俺。前編(完結)


最近、リサを見ると胸がドキドキしたり、苦しくなったりする。

(はぁ、何なんだよっ、これは)

鈍くはない俺は、うすうす自分に沸き起こるこの気持ちが何か気づきつつある。

でも、誰かを好きになるなんてありえない俺は
気のせいだってそう自分自身に言い聞かせる。


「各自チェックインしてから、ここのメインホールに集合するように。」

担任の掛け声と共に、一斉に散る俺ら。
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