ハーフな俺。前編(完結)


「まさきっ、待って。」

そう呼び止めていた私。

(まさきにはちゃんと私の気持ち話さないとっ)

「少し休んだら、楽になったしちょっとカフェでも一緒に行かない?」

「ホントに大丈夫かよっ?」

そう気にしてくれるまさき。

「ぅん。ホントにもう平気。
ちょっと待ってて、さっと着替えてくるから」

プールに行った時のまま、Tシャツにホットパンツ姿だった私の体は少し冷えていたので、

一旦、ドアを閉めてジーンズに履き替えて、パーカーを羽織った。
< 318 / 342 >

この作品をシェア

pagetop