ハーフな俺。前編(完結)
「まさきっ、待って。」
そう呼び止めていた私。
(まさきにはちゃんと私の気持ち話さないとっ)
「少し休んだら、楽になったしちょっとカフェでも一緒に行かない?」
「ホントに大丈夫かよっ?」
そう気にしてくれるまさき。
「ぅん。ホントにもう平気。
ちょっと待ってて、さっと着替えてくるから」
プールに行った時のまま、Tシャツにホットパンツ姿だった私の体は少し冷えていたので、
一旦、ドアを閉めてジーンズに履き替えて、パーカーを羽織った。