ハーフな俺。前編(完結)
さっきの事を思い出し、また涙が溢れそうになるのをグっとこらえる。
「リサ・・・」
「でもね、私やっぱりスキって気持ちは簡単に消せなくて、忘れようって思っても出来そうもないんだ・・・
だから、まさきの気持ちには答えられない。
本当にごめんなさいっ。」
そう気持ちを伝えた。
「うんっ。分かる。
俺もおんなじっ。 だから、きっとリサのこと簡単に諦めれそうにないし。
お互い片思いだねっ。」
そう言うまさきの優しさが嬉しかった。