ハーフな俺。前編(完結)

俺達は成瀬に続いて用意されていた車に乗り込んだ。


30分ほどたった頃、

「もうすぐ寮に着きますので」


という成瀬の声が聞こえてきたので、
俺達は窓の外を見た。


右手に俺らが4月から通うであろう学校らしきものが見えてきた。


「あれが翼凛高校ですか?」

マリアが聞くと、


「そうです。あちらの奥側に見えるのが北館で
1年生の教室になります。」


と成瀬。
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