酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
ガチャ。
「おい、佐伯。
って、
朝からいちゃいちゃしてんじゃねーよ。」
...危ないあぶない。
今仕事中だった...!!
「おはよーユウト。」
「そいつの手を持って振りながら挨拶するの止めろ。というか離れろお前ら。」
「入るときはノックっていつも言ってません?」
「お咎めの釣り合い考えろよ。
お前らの方がどう考えても重罪だからな。」
「嫌ですね。健全で純粋な恋人のスキンシップを重罪扱いするなんて。
それこそ許された行為じゃないです。
ね、佐伯さん。」
「そうだね。まつりがそう言うなら。」
「お前、日を重ねるごとに口だけ達者な生意気女に成り下がってるぞ。
それに従順的で甘やかしすぎる佐伯も佐伯だけど。」
「だって、
朝からまつりがかわいいんだもん。」
「言い訳になってねえよ。
このバカップルどもが。」
「からかいにきただけですかー?」
「は?
ちげえよ。
このバカマネージャーがいらんことで悩んでるんだろうから水差しにきただけだ。」
「結局水差しって自分で言ってますし、やっぱりからかいに来たんじゃないですか...。」
「うるせー。
大体、俺と佐伯は事務所ぐらい離れたってずっと親友だろ?」
「うん。」
「だから、そのなんとかっていうプロデューサーの言う通りにしてやっても別に構わねえよ。」
「え、いいんですか...?」
「俺が要らねえって態度には腹立つからそれに謝罪の意でも示させたら問題なく許してやるよ。」
「それはどうか分からないですけど、
ありがとうございます。」
「ん...。
って事で佐伯。
今後は1日1回は必ず電話かメールよろしく。」
「わりと不安が抜け切れてない気がしますけど?」
「うるせーし。
それと、
前は盗る気ないって言ったけどやっぱり、
佐伯には二股かけさせることにした。」
「はあ!?
せめて友達以上なんとか未満は許容しようと思ってたのにそれは絶対範囲外です!!
だめ、ぜったい!」
「いいだろ。
こっちだって寂しくても許してやってんだぞ。」
「...2人とも、それはどういった話?」
「えっと、これはですね...なかなか複雑といいますか...。」
「いいや、単純な話だ。
佐伯、好きだ。
俺とも付き合え。」
「ユウト...??」
「こら!
こんなところで告白するなぁ!」
「そんなのお互いさまだろうが。」
「裏切り者!」
「このご時世じゃ裏切りは常だ。
な、佐伯。」
「えっと...ごめん、俺まつり一筋だから...。親友で我慢してくれる?」
「お、おう...。」
「やーい、振られてやんのー!!」
「...なんかせっかく受け入れようとしてたのに、お前の余計な一言ムカつくマジで。
もうこうなったら諦めないからな。」
「はぁ!?」
「ユウト...ごめん!」
「大丈夫だ佐伯。
もし万が一のことでもあったら俺がお前のことを...。」
「万が一なんてありませんし!
違う人探してください!」
「残念ながら
それはしばらく無理だなー。
俺も佐伯一筋だしー。」
「邪魔は...嫌です。」
「邪魔だけは佐伯の気持ちを尊重してしないって約束するから涙目はやめろ。」
「よし、それならいいでしょう!
さっきの約束、契約書に残しましょうか。」
「...佐伯、
お前ほんとにこんな意地悪女でいいの?」
「うん、かわいいでしょ。」
...こいつが控えてくれるなら、
こういう三角関係も全然あり...、
とか一応思ってあげてたのにな。
それも...近いうちに...。
って思うと、ちょっとだけ寂しいかも。
「おい、佐伯。
って、
朝からいちゃいちゃしてんじゃねーよ。」
...危ないあぶない。
今仕事中だった...!!
「おはよーユウト。」
「そいつの手を持って振りながら挨拶するの止めろ。というか離れろお前ら。」
「入るときはノックっていつも言ってません?」
「お咎めの釣り合い考えろよ。
お前らの方がどう考えても重罪だからな。」
「嫌ですね。健全で純粋な恋人のスキンシップを重罪扱いするなんて。
それこそ許された行為じゃないです。
ね、佐伯さん。」
「そうだね。まつりがそう言うなら。」
「お前、日を重ねるごとに口だけ達者な生意気女に成り下がってるぞ。
それに従順的で甘やかしすぎる佐伯も佐伯だけど。」
「だって、
朝からまつりがかわいいんだもん。」
「言い訳になってねえよ。
このバカップルどもが。」
「からかいにきただけですかー?」
「は?
ちげえよ。
このバカマネージャーがいらんことで悩んでるんだろうから水差しにきただけだ。」
「結局水差しって自分で言ってますし、やっぱりからかいに来たんじゃないですか...。」
「うるせー。
大体、俺と佐伯は事務所ぐらい離れたってずっと親友だろ?」
「うん。」
「だから、そのなんとかっていうプロデューサーの言う通りにしてやっても別に構わねえよ。」
「え、いいんですか...?」
「俺が要らねえって態度には腹立つからそれに謝罪の意でも示させたら問題なく許してやるよ。」
「それはどうか分からないですけど、
ありがとうございます。」
「ん...。
って事で佐伯。
今後は1日1回は必ず電話かメールよろしく。」
「わりと不安が抜け切れてない気がしますけど?」
「うるせーし。
それと、
前は盗る気ないって言ったけどやっぱり、
佐伯には二股かけさせることにした。」
「はあ!?
せめて友達以上なんとか未満は許容しようと思ってたのにそれは絶対範囲外です!!
だめ、ぜったい!」
「いいだろ。
こっちだって寂しくても許してやってんだぞ。」
「...2人とも、それはどういった話?」
「えっと、これはですね...なかなか複雑といいますか...。」
「いいや、単純な話だ。
佐伯、好きだ。
俺とも付き合え。」
「ユウト...??」
「こら!
こんなところで告白するなぁ!」
「そんなのお互いさまだろうが。」
「裏切り者!」
「このご時世じゃ裏切りは常だ。
な、佐伯。」
「えっと...ごめん、俺まつり一筋だから...。親友で我慢してくれる?」
「お、おう...。」
「やーい、振られてやんのー!!」
「...なんかせっかく受け入れようとしてたのに、お前の余計な一言ムカつくマジで。
もうこうなったら諦めないからな。」
「はぁ!?」
「ユウト...ごめん!」
「大丈夫だ佐伯。
もし万が一のことでもあったら俺がお前のことを...。」
「万が一なんてありませんし!
違う人探してください!」
「残念ながら
それはしばらく無理だなー。
俺も佐伯一筋だしー。」
「邪魔は...嫌です。」
「邪魔だけは佐伯の気持ちを尊重してしないって約束するから涙目はやめろ。」
「よし、それならいいでしょう!
さっきの約束、契約書に残しましょうか。」
「...佐伯、
お前ほんとにこんな意地悪女でいいの?」
「うん、かわいいでしょ。」
...こいつが控えてくれるなら、
こういう三角関係も全然あり...、
とか一応思ってあげてたのにな。
それも...近いうちに...。
って思うと、ちょっとだけ寂しいかも。