酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
楽屋で待っていると。

「お疲れ様です、佐伯さん。」

佐伯さんがやっと来てくれた。

「おつかれ。今日もまつりはがんばったね。」

「いえ、私はなにも。
あの、歌すごく綺麗でした...!」

「ありがと。期待には応えられたかな。」

「はい、マカはすごく嬉しがってました。
また、よろしくお願いしますって。」

「うん、こちらこそ。」

「佐伯さん、あの...。」

「うん。」

「私、その...。
また、佐伯さんのこと、今までよりもっと...かっこいいなって...。」

あれ、私なんでこんなこと言ってるんだろう...?

「ずっと...前から私...、佐伯さんのこと好き、で...す。」

な、なんで今告白みたいな...!?

自分の情緒が分からなくて、自分で混乱してきちゃう...!!

やだ...またこうやって佐伯さんを困らせちゃう...。
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