酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
それから少し経って。

「ただいま。」

「おかえりなさい。まつり、荷物が届いてるわよ。」

母から小包を受け取る。

中を見ると、

「あ、佐伯さんのCDアルバム!」

「あら、これが佐伯さん?
かわいいわね。」

ジャケット写真を見て母が呟く。

そういえば、母さんは佐伯さんに会ったことないんだった。

「私も一緒にCDきいていいかしら?」

「えー。まあいいけど。」

「じゃ、さっそくまつりの部屋に行きましょ。」

「私の部屋で??」

もう、私も就職したし、
そろそろ親離れしたいんだけど...。

なぜだかはしゃぐ母を見て、意外と子供っぽいんだなって思う。
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