酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
「お名前をどうぞ。」

「雛形まつりです。」

「何を披露するんですか?」

「曲に合わせて、歌とダンスをします。」

「分かりました。では、舞台に上がってください。」

「はい。」

ふと、上がるときに、プロデューサーの大室さんが審査員席に座ってこちらを見ているのが目に入った。

...。

私をここまで来させたのはこの人なんだ...。

少しは見返してやらなきゃ、気が済まない。
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