酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
「雛形さん、はじめまして。深谷美代子と申します。よろしくお願いします。」

マネージャーさんは、少し小柄で、ショートボブに、赤い縁の眼鏡をかけている女の人だった。

私たちくらい若そうだけど、しっかりしてて真面目そうな人だな。

すごく分厚い眼鏡をかけていてあまり表情とか分からないけど、美人だと思う。

「みよさん、またよろしく〜。」

「はい。カナエさん、よろしくお願いします。」

「また前みたいに色々相談きいてくれたらいいなー。
でも、時間ないもんね。」

「いえ。何でも相談してください。」

「ほんとー?
じゃあ、また恋愛相談とかしちゃおーかな?」

「私、経験ないのであまり適切なことは言えないけどいいんですか?」

「いいのいいの。みよさんのアドバイスすごく参考になるもん。まつりも時間あったら相談きいてもらうといいよ。」

「あ、うん...。」

カナエが恋愛相談...。

好きな人いるんだ。

まさか...。

気になる...。


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