酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
「あれ?お前何しにきたの?こんなとこまで。」

「相変わらず楽屋でのお行儀悪いですね。」

「はあ?うるせえし。
...ってか、そいつ...。」

「カナエちゃんです。」

「こんにちは。カナエです。」

「...もう1人来るなら先言ってくんないかな。今さら態度変えるの無理なんだけど。」

「いいんですよ。別に。」

「っていうか、何しに来たんだよ。」

「カナエちゃんが演技を教えて欲しいそうで、連絡先交換してくださいって。」

「ん?なんだそれ。別にいいけど。
もう仕事場みたいに猫被んねえからな俺。
俺に演技教わるって言うんなら容赦しねえから。」

「はい!よろしくお願いします!」

「カナエちゃんは御園さんの弟子決定ですね。」

「おい、勝手に弟子入りさせんなよ。
まあ、そういや映画の撮影で俺と共演するらしいし、そこで良い演技できたら弟子入り認めてやるけどよ。」

「ほんとですか!?ありがとうございます!」

「よし、やる気だけは一人前だな。」

うわぁ、偉そうww

これだと好感度、普通下がるはずなんだけど。

なんか嬉しそうだし。
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