酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
「おはようございます。
お久しぶりですね、小野寺さん。」

「はい。御園がお世話になります。」

「いえ、そんな。
こちらこそ。今日はよろしくお願いします。」

「おい、マネージャーより先に俺に挨拶しろよ。
せっかく俺の番組に呼んでやったのに。」

「カナエがグループの代表として、さっきからずっといるじゃないですか。」

「はい。
御園さん、今日はよろしくお願いします!」

「...ああ、よろしく。
ってか、お前は俺の弟子なんだから、
なんだかんだいって側にいるんだろ。」

「はい!」

そう言ってカナエはお茶を差し出す。

「...ったく。どっちがマネージャーなんだよ。」

「それと、差し入れのお菓子です。」

「なんだこれ、うまっ。
駅前かどっかに店あんの?」

「いいえ、作りました!」

「...お前、やるな。」

「またご所望でしたらいつでも言ってください。」

「ん、あんがとよ。」

カナエがすごくテンション上がってる。

もう付き合っちゃえばいいのに...。

そんな中、

「雛形さん。後で時間ありますか?
少しお話があって。」

「はい。本番終わったらで良いですか?」

「もちろんです。ありがとうございます。」

なんだろ...??
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