酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
でも、本番、言われたとおり、監督はすごく厳しくて。

「だめだめ、もう一度始めから。」

「すみません。」

「気持ちが足りないんだよ。
緊張かなんだか知らないけど表情も固まってるし。声もちゃんと出てない。
練習してきたの?」

「はい、すみません。
もう一度お願いします。」

「この後も撮影あるんだからさ、これ以上君のために時間さけないんだよね。
もう一回でダメだったら一旦別のシーン撮るから。」

「はい。」
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