酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
「やっぱりだめだ。
使いものにならない。」

「すみません。」

「謝る暇があるならちゃんと練習しろ。」

「はい...。」

私が出るシーンなんてほんのちょっとだけど、それでも下手な演じ方したらこの作品が変わっちゃうんだ...。

申し訳ないな...。

「なにやってんの。
君は後回しだよ。もうそこから退いて。」

「はい、ありがとうございました。」

「次は申し訳ないけど、先に雅くんが出てくれる?」

「はい。よろしくお願いします。」

「よろしく。で、突然なんだけど、アクションってできる?前に主人公で撮った感じのをやってもらいたいんだけど。」

「分かりました。」

アクション...?

そんなことできるの??
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