酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
「フラグ立てもそんなに上手くいかないのね。」

「母さん、なんか言った?」

「なんでも。
良かったわね。佐伯さんと仲良くなれて。」

「うん。
でも母さんも明日父さんに会えるんでしょ?」

「別に喜ばしいことじゃないわ。
面倒な人が1人帰ってくるだけ。」

素直じゃないな...。

「それはそうと、佐伯さんに連絡しないの?」

「だって、何もないのに連絡なんて。」

「ばかね。こういうのはすぐに連絡すべきよ。そうしないと忘れ去られるから。」

「えー?」

「言ったでしょ。がめつく行かなきゃだめって。仕事上の関係に甘えてちゃ何も始まらないわ。私もそうしたからまつりちゃんを誕生させることができたの。」

なるほど、勉強にはなるけど...。

やっぱりそんなに気軽に...いいのかな。
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